インプレ YZF R1 07年 4c8
購入して約半年。満を持してのインプレです。
走行距離2660kでやってきた極上のYZF-R1<07年>
今までなんとなーくスズキ党の私。実は雑食なんです!
とはいえ、スズキの所有率がナンバー1でやっぱり好みなのはスズキ。
私このバイクを買うつもりまったくありませんでした。そして興味もありませんでしたwむしろ次はKTMがいいなぁと・・・・<今も>
ブログ友達のR1PLUSさんの記事を除いてたら
売ります!!
ってなわけでバイクの状況を調査<日記を見るだけw>するとマジ極上。
最近手に入れるバイクは傷モノ過走行ばかり・・・。ぼかぁころばないんですよ?特にSSはね。自分と愛称が良いのはSSだと思ってます。まぁ周りからも言われるけど。
さてこのバイク!超キレイで新車のようですが8年落ちです。昔のR1といえば5バルブのネコ足・峠用だったんですが、これはちゃいます。
SBKで勝てないので4バルブにして足も固めてサーキット用をうたっております。
スペック
エンジン:水冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:998cc
最高出力:180ps/12500rpm
最大トルク:11.5kg-m/10000rpm
車両重量:177kg(乾)
排気量:998cc
最高出力:180ps/12500rpm
最大トルク:11.5kg-m/10000rpm
車両重量:177kg(乾)
当時最強です!
といっても07年~14年は環境問題で現在もスペック自体はそんなに変わりません。なので十分超1級のバイクなのです。
これでバイクに言い訳できなくなりました。このバイクにのれば最速が見える!そう思い購入した期待の新生!
デビューはホームコースの桶川。
散々でした・・・。タイムは超がんばって48秒9
ちなみに今まで友人にSSをレンタルした時は必ず46秒以下です。
まじビビリました。
なんというか、乗りづらい。普通の動きをしない。
インターネットをまさぐるとヤマハハンドリング=リアステアという文字があふれます。
これか・・・
最初こそ自分の乗り方はリアのりだったのですが、GSXの時代から変遷し完全な前のりに移行したのですw
そんなわけで低迷したサーキットライフを数ヶ月。
まったく乗れないバイクに乗るのは苦行です。このままタイムも出ず、乗ってもシックリこなかったらただのモンスターツーリングバイクです。しかも燃費は1リットルあたり14という凶悪具合。
せっかく傷のない上物なので最低1年はがんばろうと心に決め普段手を出さない新品タイヤ<正確には新古>を履かせ、いろいろな情報筋から見直しをしてやっと!苦節やっと!このバイクの本領を垣間見ることができました。
その結果をお伝えします。
特殊です
変わってます
変態です
以上。
なにがかっていうと、最近のバイクってフロントの旋回性が高く、安定していて、不安感がないんです。そしてどこに乗っても曲がる。接地感覚もすばらしいんです。
でもこのR1は
凶悪な前下がりポジション
ハンドルが垂れまくりの絞りまくり
がまず普通ではないのと、Fタイヤでグリグリまがりません。
前のりをしようとしてもタンクが張り出しまくっててうまく決まらないのとハンドルが垂れまくってて手首が死ぬ。まさに強制リア乗りマシン。
このポジショニングが悪いのかと思い、リセッティングしたのですが、結局現在は元に戻りました。
やっぱり基本設計を覆すようなセッティングを施してもダメなんですね。もたー度でもよくやるリアリンク変えて車高を落とすとか。超絶なプロと超絶な会社がテストを繰り返して世に出したバイクですからジオメトリを変えてしまったら設計どおりに動かないんでしょうね。
あとは乗り方と乗る場所、旋回方法までバイクに合わせないとダメ。
R1に乗っている人がGSXとかCBRとか乗ったらフロントタイヤの接地感覚にびっくりするんじゃないかな?
さて自分もようやくリアのりを思い出し、R1のご機嫌を伺いながらなんとか乗れるようになりました。
パワーはそりゃもうスンバらしい!!ドンツキも無く。ただし2st的な加速の伸びをするけどさ。
ちゃんとバイクの求めるように乗れば安心感も接地感覚もでました。
このおかげで桶川でもGSXRの記録を打ち破り44秒7!
しかもそんなに無理してませーん。超がんばればもっといけそう。
日光サーキットでもGSXと同じくらいのタイムがだせました。
いよいよ筑波サーキットに復帰しますが、GSXのベストタイムの3秒をいずれ超えられたらいいなぁと。
最初てこづりましたが、今は手なづける楽しさがあります。
いろいろよくないように書いちゃったけど
でもフロントサスのバネネートがちょっと低いと感じる。ストロークも他の車両より長く感じる。もっとしっかりガチっとした方が好みなんだが。。。
いろんなバイクに乗ってきましたが、このR1ってなんかドゥカティのハンドリングに近い気がするんだよなぁ。
あくまで個人的にだけどスズキ・ホンダ・カワサキのハンドリングとは異質なので注意。
あとめっちゃ暑くて春夏はナイロンパンツだと死ぬ。燃費も悪いしツーリング向けではないなw
まとめ・・・
パワー
低回転時のトルクは他のリッターSSより明らかに薄い。7000回転からは回転の上がりも早いのでこのバイクを走らせるには7000回転以上を使う必要がある。
高回転を維持する乗り方ができるスキルを求められる。
サス
フロントがやわらかく、ストロークも少し多い気がする。
接地感は他のSSから比べると薄いといわざるを得ないが、慣れ?
フロントに仕事をさせすぎると姿勢が前下がりなのも手伝い破綻しがちなので積極的にリアを使って走るひつようがある。
ちゃんと乗ったときの初期旋回はハッとするものがある。
総評。
「乗りやすい・曲がる」といったインプレを目にするが、このバイクに乗った何割りが旋回性を引き出せるんだろうか?
ある程度バイクの動きをわかってから乗らないと、盆栽バイクにしかならない。つまり初心者向けではない。
しっかり走らせることができれば一級の戦闘力はある。
スタイリングはスタイリッシュでカッコイイと思う。他の無骨でマッシブなデザインではないとろが特徴的。
気になるところ
・ミッションタッチがカタイ。
・比較的早い段階<オイル交換後1000k超えてから>でギア抜けを起こすのでオイルに厳しいバイクみたい<水温があがりまくるのが原因かな>
・熱すぎる。
・燃費が悪すぎる。<14以下>